ルナルドムーン(ムタ)とバロンの意外な関係とは?猫の恩返し裏設定!


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11月18日(金)に『猫の恩返し』が放送されますが、この作品に登場する重要なキャラクター、バロンとムタ(ルナルドムーン)には意外なボツ設定があるのです。
ボツとは漫画業界で言うお蔵入りとなったお話や設定のことです。『猫の恩返し』を観終わったあとに一興としていかがですか・・^^  画像出典:http://blog.goo.ne.jp/





『猫の恩返し』の出だし

 

※ちょっとだけあらすじを書きます。ネタバレ注意です。

『猫の恩返し』では主人公の女子高生、吉岡ハルが猫の国の王子を救ったことがきっかけでいろいろと恩返しをされます。

そしてある日学校の帰り道、ハルは十字街で白い大きな猫、ムタに出会い、「ついて来な」と言われ後を追うことに・・

着いたのは不思議な街で、そこにある小さな家の【猫の事務所】で猫の男爵、通称バロンと出会います。
 

しかしその後、突然現れた猫の国の集団に、ハルは連れ去られてしまいます。

バロンはハル救出のため活躍するのですが・・

というのが、おおまかな前半のストーリーですね。

ハルに「ついて来な」と言った太っちょの猫ムタは、バロンの仲間で、口が悪く気難しいですが根は善良で、いざという時には力持ちで頼りになるというキャラです。

ところがこのムタは、その昔、猫の国で国中の魚を喰い尽くして逃げた伝説の「ルナルド・ムーン」として知られ、壁画にもなったほどの大犯罪猫でもあります・・・。

 

ちなみに「ムタ」という名前は、元々ジブリ作品の『耳をすませば』にて、主人公月島雫の親友、原田夕子の自宅近くに住む幼女が名付けた名前でもあります。

『猫の恩返し』では「ルナルド・ムーン」が本名という設定ですが、「ムーン」という名前は『耳をすませば』で雫を好きになる天沢聖司が名付けた名前でもあるのですね。

 

『猫の恩返し』は、『耳をすませば』のスピンオフ的な作品ですので、いろいろ共通点や矛盾点を探してみるのも面白いですね。



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ムタとバロンの意外な裏設定とは?

 

『猫の恩返し』には、『耳をすませば』で登場したバロンやムタが、大活躍しますよね。

このバロンやムタが『猫の恩返し』に登場することになったのには、いろいろといきさつがあるのです。

そもそもの発端はスタジオジブリが、ある企業から

「猫のモチーフでテーマパークのシンボル・キャラクターを作って欲しい」

と依頼されたことからはじまりました。

ジブリ既存の猫キャラを提案したところ、担当者が『耳をすませば』のムタを気に入り、20分くらいのショートフィルムを作るという方向で決まりました。

 

このことから宮崎駿監督は、バロンが主人公の【探偵もの】として、『名探偵バロンとムタのコンビが難事件を解決するミステリー冒険活劇』を構想し始めます。

ちょうど、『名探偵ホームズ』みたいなカンジでしょうか。

 

そして、『耳をすませば』の原作者、柊あおいさんに原作の執筆を依頼します。

柊さんの『バロン―猫の男爵』が完成するのですが、その原作を読むと、

【猫の国へ迷い込んでしまった女子高生】

という全然違う物語になっていたので宮崎駿監督は驚いてしまいます。

 

宮崎監督は【探偵物】の要素がなくなった時点で興味を失ってしまい、この企画からは降りてしまいました。

そこで、いろいろ検討した結果、アニメ制作会社「シャフト」がら応援で駆けつけていたの森田宏幸さんが監督することで映画化が決まったのです。

この『猫の恩返し』が宮崎駿監督も高畑勲監督も関わらない初のジブリ劇場アニメ作品となります。

 

ところが、森田宏幸さんは、大の少女マンガ嫌い。

魅力がよくわからいもので、柊あおいさんの原作を大きく改変してしまいます。

このあたりでは、ジブリ内で一悶着あったようです。

 

しかもこの当時ジブリでは『千と千尋の神隠し』が制作されれていたため、人手が全然足りませんでした。

そこで、やむを得ず外部のアニメスタジオからアニメーターを募り、作業のほとんどを外注に委託したようです。

つまり『猫の恩返し』はジブリ作品であるにもかかわらず、ジブリのスタッフがほとんど関わることなく作られた映画なのです。

しかし、『猫の恩返し』はジブリ映画興行収入ランキングでは8位と健闘し、興行収入は 64.6億円。2002年の邦画1位となりました。

第20回ゴールデングロス賞最優秀金賞

第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞

を受賞しています。
ドタバタと作られたわりには作品としては成功したのですね・・。。

 

おしまいに

漫画やアニメでは最初の企画と全然違うものになってしまうことが結構あります。
最初の構想など木っ端微塵となり、原型がなくなるなんてことはザラにあります。(私も漫画業界関係者でした^^;)

むしろ、いろいろアクシデントが起こって紆余曲折した方が良い作品になることもあるんですよね。
何がヒットするかわからないものです。

☆最後までお読み頂きありがとうございました。

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